新宿死体遺棄事件 歌織容疑者 画像
新宿死体遺棄事件 画像
東京都渋谷区の外資系金融機関社員、三橋祐輔さん(30)の切断された遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された妻の歌織容疑者(32)が、遺体の切断や遺棄について「一刻も早く目の前から取り去ってしまいたいと思った」と供述していることがわかった。
<男性切断遺体>新宿・渋谷に遺棄、妻を逮捕 頭部も発見
1月11日0時38分配信 毎日新聞
東京都新宿、渋谷両区で昨年12月、切断された男性の胴体や下半身が相次いで見つかった事件で、警視庁新宿署捜査本部は遺体の身元を渋谷区富ケ谷1、米投資銀行モルガン・スタンレーのグループ会社社員、三橋(みはし)祐輔さん(30)と特定し、10日、妻の歌織(かおり)容疑者(32)を死体遺棄容疑で逮捕した。祐輔さん殺害も認めている。捜査本部は同日、供述に基づき町田市原町田4の公園で見つかっていなかった祐輔さんの頭部を発見した。
調べでは、歌織容疑者は昨年12月15〜28日、切断した祐輔さんの胴体部分をゴミ袋に入れて新宿区西新宿7の路上に捨て、下半身を渋谷区神山町の民家の庭に捨てた疑い。
調べに対し「12月12日早朝、酒に酔って帰宅した夫が寝た後、ワインのびんで頭を殴り殺害した。その後、渋谷区の雑貨店でのこぎりなどを買い、自宅で遺体を切断した」と供述。切断した遺体について「胴体は旅行用キャリアーケースに入れ、タクシーで捨てに行った。下半身は同じケースに入れて台車で運んだ。頭部は電車で運び、町田市の公園に穴を掘って埋めた」と供述しており、同課は1人で殺害、遺棄したとみている。
2人は03年3月に結婚し、マンションで2人暮らし。動機について「結婚半年後から口論するようになり、生き方が合わなかった。夫から自分を否定することを言われ、暴行も受けたことから殺意を抱いた」と供述している。
事件は12月16日に新宿区の路上でゴミ袋に入った胴体部分が見つかり、新宿署に捜査本部を設置。同28日に渋谷区の民家の庭で下半身が見つかった。捜査本部は同じ人物と断定。身元の割り出しを急ぐとともに、殺害されたとみて捜査していた。
◇同僚が独自調査、解決につながる
逮捕された歌織容疑者は、切断遺体が初めて発見される前日の12月15日、自宅を所轄する代々木署に夫の家出人捜索願を出していた。「夫は12月11日に出勤するため家を出たらしいが、そのまま帰ってこない」と説明していた。
一方、捜査本部は、同16日から相次いで見つかった切断遺体の身元を割り出す捜査の過程で祐輔さんの家出人捜索願も捜査。自宅マンションの防犯ビデオの映像はすでに消去されていた。ところが、失そうを不審に思った会社の同僚が、消去前の防犯ビデオで祐輔さんが12日早朝に帰宅していたことを確認していた。同僚は、マンション管理会社に頼んで独自に調べていたという。捜査本部は関係者らへの事情聴取でこの「独自調査」を把握、歌織容疑者の届け出の矛盾が浮上した。
今月10日午後、自宅にいた歌織容疑者に任意同行を求め事情聴取。殺害も含めて事件への関与を認めた。歌織容疑者は年末に自宅の壁と床を張り替えるリフォーム工事を行っていた。捜査本部は証拠隠滅を図ったとみている。
新宿路上でポリ袋入りバラバラ遺体発見
16日午前8時ごろ、東京都新宿区西新宿7丁目の路上で、近くの専門学校の職員がポリ袋に入った遺体を発見、110番した。
遺体は成人男性とみられ、バラバラに切断されていることから、警視庁新宿署は死体遺棄容疑で捜査、殺害された可能性もあるとみて調べている。
新宿署によると、遺体の頭部が見つかっていないという。現場はJR新宿駅近くの山手線などが走る線路沿いで、雑居ビルや専門学校が立ち並ぶ一角。
[2006年12月16日11時9分]